充実したアフターサポート
メンテナンスについて
保守点検について
弊社が製造・販売しております入浴用リフトは、一般的な他の機器・製品同様に、ご使用に伴って摩耗や劣化が進行していきます。摩耗や劣化などが進みますと、故障には至らなくても性能や信頼性が低下し、その結果、製品の有効性(性能)や安全性が損なわれる恐れがあります。
摩耗や劣化の進行度合いは、ご使用の環境や頻度、あるいは日頃の保守管理の状態に大きく左右されますので、出来る限り長期間にわたり、故障なく安全、快適に入浴リフトをご使用頂くためには、日常のお手入れや定期点検が非常に大切です。
ご利用者様に安全・安心・快適な入浴をしていただくために、日常のお手入れや定期的な保守点検を実施していただけますよう、よろしくお願い致します。
製品の保証期間について
設置から1年間はメーカー保証期間です。この間、取扱説明書、警告ラベルなどの注意書きにしたがった正常な使用状態で故障した場合、無料修理いたします。
日常点検
機器の使用前後(機器によっては毎日)に、使用上問題ない状態であるかどうか、一通りのチェックを行います。チェックする項目や方法については弊社が納品時にご説明いたします。
定期保守点検
弊社入浴リフトは内部にギヤによる機械構造を用いており、グリス切れが起こりますと「操作が重い」、「異音がする」などの症状がでてきます。
グリス切れのまま使用しておりますとギヤ同士が擦れて摩耗し、グリスアップしても以前のような軽い操作感に戻らない場合が出てきます。
出荷前には入念なグリスアップを施しておりますが、ご使用により徐々にグリスがなくなって参ります。
特に浴室のような高温多湿な環境下ではグリスがなくなやすく、定期的なグリスアップが必要となります。
お客さまにおかれましてはメンテナンス、特にグリスアップの必要性についてご理解いただき、定期的な保守メンテナンスをお願いいたします。
*使用状況と環境により異なりますが、弊社入浴リフトは2~3年ごとの保守メンテナンスを推奨しています。
安全にお使いいただくために
製品を安全に安心してご使用していただくために、下記の通り耐用期間及び保守・修理期間を設定させていただいております。
耐用期間について
-
弊社入浴リフトの耐用期間は、自主基準により設置日から10年です。
※ 入浴リフトの耐用期間とは、標準的な使用状況と標準的な保守状況の中で消耗部品の交換や修理を繰り返すことで、性能および安全性が維持できる標準的な使用期間のことを言います。
なお、財務省令に基づき固定資産の減価償却費計算に用いられる「耐用年数」とは異なります。
自主基準(標準的な使用状況と標準的な保守状況)について
- 【使用方法】取扱い説明書記載の警告・注意および使用方法の順守
- 【使用頻度】体重80kg以下の方10人の入浴を毎日実施
- 【日常のお手入れ】毎日の水分拭き取りおよび清掃、浴室換気の実施
- 【保守点検】精工技研、または認定業者による2~3年毎の保守点検の実施
保守・修理期間について
- 修理対応期間の目安(保守部品の保有期間)を終了している製品、及び耐用期間(10年)を超えて使用されている製品の保守・修理については、可能な限り対応します。但し、保有期間が終了している保守部品の交換が必要な場合、性能及び安全性が確保できない場合は保守・修理をお断りする場合もあります。
- 保守部品の保有期間は販売終了後10年です。
- 保守部品の在庫が無い場合には、部品の入手に時間が掛かるため、通常の修理より修理期間(受付~修理完了)が長くなることがあります。
- 保守部品の入手が不可能な場合には、同等性能の代替部品による修理等により対応することがあります。 なお、代替部品の性能評価等のため、通常修理より修理期間が長くなることがあります。
設置後10年未満 かつ 販売終了後10年未満 | 設置後10年超 かつ 販売終了後10年未満 | 設置後10年超 かつ 販売終了後10年超 | |
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保守 |
○ 3ヶ月保証 |
△ 3ヶ月保証なし |
△ 3ヶ月保証なし |
修理 |
○ 3ヶ月保証 |
△ 3ヶ月保証なし |
△ 3ヶ月保証なし |
部品保有 | ○ | ○ | × |
交換部品について
定期交換部品について
定期交換部品とは、製品の安全及び性能維持のため定期的な交換が必要な部品をいいます。
指定交換時期を経過したものはご使用上支障がない場合でも交換をお勧めいたします。
ただし、これらは有料となります。
部品名 | 対象 | 消耗部 | 経過年数 | 交換目安 |
---|---|---|---|---|
昇降ワイヤー |
ミニエックス ロングタイプ |
ワイヤー | 3~5年 |
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昇降プーリー | ロングタイプ | プーリー | 3~5年 |
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消耗部品について
消耗部品とは、お客様のご使用によって摩耗や劣化、外観の変化、破損が予測される部品です。
これらの修理・交換は保証の対象外であり、有料となります。
※お客様の使用される環境・条件によって、摩耗や劣化、破損の時期は異なります。
部品名 | 対象 | 消耗部 | 経過年数 | 交換目安 |
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ベルト | セパレートキャリー | ベルト布部 | 1~3年 |
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バックル部 | 1~3年 |
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背面クッション 座面クッション |
セパレートキャリー | スポンジ部 | 1~3年 |
|
カートブレーキ | セパレートキャリー | 内部機構部 | 3~5年 |
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タイヤ、キャスター | セパレートキャリー | タイヤ部 | 3~5年 |
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プラスチック部 | 3~5年 |
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||
その他スポンジ部品 | すべて | スポンジ部 | 3~5年 |
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その他プラスチック部品 | すべて | プラスチック部 | 3~5年 |
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その他ゴム部品 | すべて | ゴム部 | 3~5年 |
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ハンドルピン | リフト本体すべて | スプリングピン | 都度 |
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点検交換部品について
点検交換部品とは、日常点検や定期点検時に摩耗や劣化、損傷などが発見され、交換が必要と判断される部品をいいます。これは定期的な交換は要しませんが部品が機能しなくなると故障し、業務に支障が出るため、機能しなくなる前の交換をお勧めする部品です。(消耗品と重複する場合があります。)